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RNNの構成

ここで用いられるのはsecond-orderのRNNと呼ばれるものである。そこで、first-order ・second-orderのRNNとはそれぞれどのようなものを指しているのかを説明する。

 

図 1 first-orderのRNNの構造

 

図 2 second-orderのRNNの構造
図中のmultは積を表す。 ウェイト tex2html_wrap_inline665 は、入力 tex2html_wrap_inline661 と隠れユニット tex2html_wrap_inline657 の積が、次の 時間ステップ t の隠れユニット tex2html_wrap_inline671 に与える影響を表す。

 

図 3 first-orderのRNNの一例

 

図 4 second-orderのRNNとオートマトンの状態遷移との対応
(a)は、オートマトンが状態 tex2html_wrap_inline705 にあるとき、入力 tex2html_wrap_inline707 により状態 tex2html_wrap_inline709 に遷移することを表す。(b)はsecond-orderのRNNによる、(a)の表現で ある。ここで灰色のノードはその持つ値がある値以上であり、対応するノード が状態、または入力として選択されていることを表す。隠れユニット tex2html_wrap_inline711 がそれぞれ(a)における状態 tex2html_wrap_inline713 に、入力ユニット tex2html_wrap_inline661 が入力 tex2html_wrap_inline707 に対応する。



Hitoshi Kobayashi
Wed Jul 26 02:38:44 JST 2000