マルチレイヤ・ネット〔11〕


 ネットワークの構成要素である一つのニューロンのユニットを図1に示す。他ユニットからの入力の加重和により、ユニットiの活性値xiが定まる。この活性値がシグモイド(sigmoid)形出力関数gにより変換され、ユニットiの出力値yiが得られる。

 シグモイド形関数の中でも、図2に示すロジスティック関数
    
を用いることが多い、この入出力関係を定式 化すると、

xi=∑wijyi+θi

i=g(xi)

となる。

 ただし、wijはユニットjからユニットiへ の結合荷重、θiはユニットiのバイアス値で ある。

 このようなユニットから構成された多層の ネットワーク構造をマルチレイヤと呼ぶ。図3は、3層ネットワークの基本構造を示している。



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