接続係数が、任意の実数αを用いて以下のように定義されるとき、これをα-接続とよびます。
(7)
ただし、
はα=0のときの接続係数で、リーマン接続の接続係数です。
また、
は3階共変対称テンソルの成分です。
e-接続
α=1のとき、e-接続あるいは指数型接続とよび、指数型分布族について定義される
[θ] 座標系において平坦(接続係数=0)となり、統計的モデルを素直に扱うことができる接続であるといえます。
m-接続
αに対して、−αによって定まる接続を、α-接続の双対接続といいます。α=1のe-接続に対して、α=-1のm-接続は、e-接続の双対接続です。
統計的モデルがn+1個の確率分布の混合分布で表されるばあい、混合型分布族とよびます。m-接続は、混合型分布族について定義される[η]座標系において平坦となります。
e-接続において平坦な多様体は、m-接続においても平坦となります。
[θ]と[η]座標系の性質については次のページで説明します。 |